春暖の夏井川渓谷　川前～江田駅間ウォーキング

いわきと郡山を結ぶ磐越東線に乗車します。
街なかを過ぎると、田畑が広がるローカル線ならではの長閑な景色が流れます。
磐越東線運行本数は少ないため、お乗り遅れのないようにご注意ください。

《磐越東線 時刻表》
いわき駅発 8:30 →　川前駅着 9:06
※2022年3月12日改正

磐越東線川前駅で下車します。
夏井川の長い年月をかけて削り取られた断崖や、奇妙な形をした岩などを眼下に眺めながら、県道41号をいわき方面へ向います。

また、4月下旬から5月上旬まで、20種約2,500本の桜が楽しめる「いわきの里鬼ヶ城」や例年5月中旬から「牧野観光わらび園」がオープンします。
初夏の日差しをたっぷりと浴びて、次々と芽を伸ばすわらびを2時間たっぷりと摘み放題が行えます。

【こちらもオススメ！】
いわきの秘境・川前町の自然を堪能しよう！

曲線を描くブルーの大滝橋梁と眼下に流れる大滝は絶好の撮影スポット。
1996年公開映画『釣りバカ日誌8』のロケ地になりました。

※注意
線路などへの立ち入りは、違反行為になりますので、絶対に立ち入らないでください。

牛小川踏切周辺の山肌にアカヤシオが自生しており、木々の柔らかな萌黄色とのコントラストが目に鮮やかです。
トイレ休憩も可能です。

※注意
東北電力夏井川第二吊橋および施設への立ち入りは出来ませんので、ご注意ください。

展望台周辺はアカヤシオが山肌に沿って群生しており、一番のビューポイントです。
太陽が山間の真上にある時間帯(午前11時頃)が一番美しく見え、満開となると、陽射しを浴びた花びらがピンク色に発光し、眩しいほどに。

《アカヤシオ豆知識》
ツツジ科の落葉低木で、いわき市では夏井川渓谷のほかに、二ツ箭山・三森渓谷などで見ることができます。
福島県のレッドデータブック・準絶滅危惧種に指定されており、希少な花でもあります。

「藩主が籠を止めて見入るほどの美しさ」との言い伝えが残る落差5mの滝。
対岸の岩肌に自生しており、マイナスイオンを感じながら、アカヤシオを鑑賞できます。

明治・大正時代の随筆家、大町桂月が大正13年にを訪れ「散りはてヽ 枯木ばかりと思ひしを 日入りてみゆる 谷のもみぢ葉」短歌を残しています。

夏井川渓谷の支流の一つである江田川を指し、激しい流れと瀞が変化に富んだ景色を作り出しています。
背戸峨廊は沢登りのコースのため、難所がいくつかあり、梯子や鎖が取り付けてあります。
屏風岩、廻り淵を進み、地元の方言で‘’一番最初‘’を意味するトッカケの滝まで、沢登りを楽しめます。

所要時間：トッカケの滝まで約30分（往復約1時間）


【入山時の注意】
・令和元年東日本台風の影響により、現在はトッカケの滝まで入山が可能です。トッカケの滝以降の区間については、大規模な土砂崩れ等により大変危険な状況であるため、入山禁止となっております。 (2022年3月現在)
・石の上や濡れた流木は大変滑りやすくなっておりますので、登山靴、トレッキングシューズ、手袋等の装備をしっかりとしてください。
・自分の体調管理はもとより、入山する場合は飲酒はしないでください。
・登山道の途中にトイレはありません。登山口駐車場のトイレで済ませて入山してください。

国内産最上級の玄そばを100％使用した江戸伝統の二八手打ちそばで、せいろや田舎そばなどを提供しており、風味豊かな手打ちそばが味わえます。また、そばがきのぜんざいやしるこなどの甘味やコーヒーなどもあります。

川前～江田駅間ウォーキングは江田駅で終了となります。
列車本数が限られていますので、十分ご注意ください。

《磐越東線 時刻表》　
上り：江田駅発 13:49　→　郡山駅着 15:37
下り：江田駅発 14:39　→　いわき駅着 15:00
※2022年3月12日改正

「春暖の夏井川渓谷　川前～江田駅間ウォーキング」お疲れさまでした。夏井川渓谷の自然とアカヤシオはいかがでしたでしょうか。
5月の新緑、11月の紅葉と春とは違った景色を楽しむことができます。
またのお越しをお待ちいたしております。