いわき名物ガイド

日本三古湯 いわき湯本温泉 野口雨情ゆかりの宿 新つたさんへプチトリップ

プロモ隊おススメ!いわきの温泉宿 その5

皆さん、初めまして。市民レポーターのサキエルです。
いわきといえば、いわき湯本温泉。
温泉と美味しい食べ物が大好きな私が、フラ女将に会える、野口雨情ゆかりの宿 新つたさんを全力レポート!
到着すると、女将さんが笑顔で出迎えてくださいました。
チェックインをし、ウェルカムドリンクをいただきました。庭園を眺めながら、一休み。
それにしても、この建物一角、ノスタルジック。
数々の有名人が宿泊されるのも分かります。
いわき湯本温泉といえば、延喜式神名帳に記載される道後温泉、有馬温泉に続く日本三古湯で知られ、奈良時代から続くとされる古湯です。

湯本温泉には、あの日本三大童謡詩人として有名な野口雨情ゆかりの宿 新つたがあります。
雨情は湯治のため湯本温泉に住んでいました。新つたの先代と同郷という縁もあり、よく将棋をさすなど交流があったそうです。

建物内には野口雨情のギャラリー があります。また、旅館の近くには野口雨情童謡館があり、より深く知ることができます。
湯本駅の電車の発着音も野口雨情の曲なんですよ。
通された客室は、最上階の(ささゆり)のお部屋。花言葉は上品。
客室のドアを開けると、フワっと香る畳の香り。この香りに日中動いていた神経が落ち着き一気にリラックス。

広々とした客室。障子から差し込む天井照明がやさしい。
窓の外は、緑と湯本の街並み。

お茶請けのお菓子と緑茶をいただきます。
香りと空間と景色にホッと心が和みました。
新つたの魅力の一つは、福島県のPR写真にも使われているという、竹林庭園に囲まれた、露天風呂(竹林)です。
いわきでは珍しい混浴。女性専用の時間を利用して入りました。
混浴時間も、湯着が用意されていて、女性でも比較的入りやすいと思います。

露天風呂へ続くアプローチから露天風呂へ
過去にタイムスリップしたかのよう。
マイナスイオンたっぷりの竹林に囲まれ、ほんのり香る硫黄と情緒漂う空間に浸かり、至福の時間を過ごせました。

露天風呂の温度はぬるめで、奥の方はあつめと分かれているので、好みに合わせ楽しむことができます。
『ただいま温泉!』と叫びたいくらいの五感で感じる気持ちよさです。
一度は、いや、必ず入っていただきたいです。

内湯は朝晩入れて、沸かし湯、温泉槽、サウナ、打たせ湯とバリエーションがあります。
シャンプーバーや、アメニティが充実しているのも、楽しいです。

温泉に沸かし湯、一見残念な感じもしますよね。
しかし、温泉が体質的にNGの方も、これなら大浴場を楽しむことができます。宿の優しさを感じました。
更衣室は畳敷きでゆっくりできます。
湯本温泉には伝説があります。

【鶴の伝説】
二人の旅人が、ここ佐波古の里を訪れると傷ついた丹頂鶴が降りてきて、湯気たちのぼる泉につかっていました。
かわいそうに思った二人が傷口を洗ってあげると鶴は元気に飛び立っていきました。
数日後、巻き物を持った高貴な美女が訪ねてきました。
巻き物には「この佐波古の御湯を二人で開いて天寿を全うし、子孫の繁栄をはかるべし」と記してありました。
二人はさっそく、湯本温泉を開きました。

鶴は昔から縁起の良い象徴として知られていますね。
長寿、夫婦円満、天と地を繋ぐ存在。
鶴の伝説の通り、湯本温泉にはまだ知られていないパワーが隠されているかもしれません。
又、湯本温泉の硫黄泉、風水的に、金毒(お金についている悪いエネルギー)を浄化するといわれていて、金運アップも期待できるかも?
夕食は、個室でいただきました。
乾杯は、手作りの梅酒で、主張が強すぎない美味しい味。
次々と出てくる料理たち。色彩豊か、お皿からも色彩からも楽しめる懐石料理です。

この日のメニュー
前菜
・手作り梅酒
・秋鮭塩麹漬け(イクラ)
・じゅうねん茄子
・鳥照り焼き
・南瓜アボガドサラダ
・無花果ワイン煮
・紅葉酢物
・目光一夜干し
・紅葉天ぷら
・いちょうチップ

お造り
・鰹
・秋刀魚
・焼きサーモン
・牡丹海老
・帆立
・雲丹

揚げ物
・目光と舞茸の天ぷら

蒸し物
・松茸の土瓶蒸し

煮付け
・金目鯛の煮付け

一品もの
・福島牛ステーキ

銀シャリ
糠漬け
渡り蟹味噌汁

デザート
・レモンシャーベット

前菜とお造りが並べられたテーブルをみた瞬間に目が丸くなりました。
食べる芸術とはこの事か。

毎朝、いわきの市場から仕入れた新鮮な地元のお魚、コシヒカリ米、じゅうねん等、地元や福島の旬の素材に拘った、いわきの海や大地のエネルギーが、ギュッとつまった、パワーフードが沢山の料理です。

食事中、何度美味しい、幸せと言ったことでしょう。

お子様の食事も、豪華でした。駄菓子や、シャボン玉のサービス付きです。

朝食も同じ会場で。可愛い籠膳。品数が、多くて贅沢。
朝からイカ刺し、このイカ刺しが柔らかくて甘くて美味しくて。
地元のコシヒカリ、お米がピカピカ。
夕食の時もそうですが、米が立つってこうゆう事かと感動しました。
お味噌汁も少しのお味噌と出汁。上品な味でした。

新つたさんの食事、
星5つです☆☆☆☆☆

ご馳走様でした!
新つたさんは、湯本温泉の良さと旅館の老舗の歴史を感じる風情豊かな温泉旅館です。温泉と食事は特にピカイチ。

新つたさんに宿泊して、改めて、湯本って良いところだなって思いました。女将さん、スタッフの皆さん、アレルギーや苦手な食べ物等、色々と親切にしていただきありがとうございました。

自分の住んでいる土地を褒めると、土地の神様が喜ぶという話を聞いたことがあります。皆さんも、どんどん自分の住んでいる土地を褒めてくださいね。

湯本温泉には他にもステキな旅館やホテル、観光スポットが沢山。
ぜひ皆さん、湯本温泉へ、いわき市へお出かけください。 

一言でいうと、
【新つたさん、湯本温泉♨︎、最高!】です。
この記事を書いた市民ライター
サキエル

サキエル

カフェ、温泉、パワースポットが大好きな30代OL
ライター体験を通して、いわきの良さを全国へ発信し、まちおこしの応援をしたいです♡