いわき名物ガイド

映画「超高速!参勤交代」の舞台になった湯長谷藩にある温泉宿「ホテル住乃江」に泊まってきました

いわきのお宿 温泉旅館編 温泉旅館の楽しみ方!

2014年に公開された映画「超高速!参勤交代」はご覧になりましたか?映画では陸奥国磐城の小藩である湯長谷藩が舞台となっていましたが、こちらの温泉宿はまさにその湯長谷藩のお城があった場所のお膝元にあります。城下町特有の曲がりくねった細い道や立派な門構えのある大きな屋敷が並び、なんとなく当時の様子を想像することができる場所にある「ホテル住乃江」をご紹介します。
  • ロビーにはコーヒーのセットが置かれています

    ロビーにはコーヒーのセットが置かれています

  • 令和2年12月限定のコーヒー屋さん

    令和2年12月限定のコーヒー屋さん

  • ホテルのロビーがコーヒー屋さんになりました

    ホテルのロビーがコーヒー屋さんになりました

  • あんこが入ったバナナタルトとサザクリスマスブレンド

    あんこが入ったバナナタルトとサザクリスマスブレンド

私は湯本に住んで長いこと経ちます。湯本には沢山の温泉宿が立ち並びますが、地元だと温泉宿に泊まることはなく、温泉宿の中に入ることすらあまりありません。「ホテル住乃江」もそんな宿の一つでした。そんな私が初めてこちらに訪問したのはコーヒーがきっかけでした。
こちらのホテルは家族で切り盛りしており、息子の佐藤旭さんはSNSの広報を担当しています。旭さんはコーヒー好きが高じて日曜日の午前中にロビーで「ASAHI COFFEE」としてコーヒーを淹れており、私もそのことはSNSを見て知っていました。令和2年12月、店舗を持たないコーヒー店「an Fiika」とのコラボレーション企画でサザコーヒー(徳川将軍のひ孫が開発に携わったコーヒー)がいただけると知り、主人と一緒に行ってきました。
(旭さんは令和3年春、進学のためいわきを離れたため「ASAHI COFFEE」もしばらく休業とのことです)
  • ロビーにあった起き上がり小法師とシーサーがとてもかわいらしかった

    ロビーにあった起き上がり小法師とシーサーがとてもかわいらしかった

  • 高台にある「ホテル住乃江」 

    高台にある「ホテル住乃江」 

宿泊でも日帰り入浴でもないのにホテルに行くのは不思議な気持ちで、ちょっとワクワクしながら「ホテル住乃江」へ。
コーヒーをいただきながら旭さんと話をすると、温泉街からは少し離れた場所にありますが温泉管からは熱いお湯がホテルに送られており、24時間好きなときに源泉かけ流しの温泉に入ることができると聞きました。それで今回、宿泊しようと思いました
  • シンプルな和室です

    シンプルな和室です

  • ふかふかのお布団がセットされていました

    ふかふかのお布団がセットされていました

平日に宿泊したので、仕事が終わってからホテルへ。なんとか18時半の夕食の時間に間に合いました。部屋に荷物を置いてすぐに夕食会場へ。
部屋にはユニットバスがついていました。館内ではWi-Fiも使用できます。エアコンと石油ファンヒーターがあったのですぐに部屋が暖まりました。
  • 夕食はメインのお料理である豚の角煮か赤魚の煮付けのどちらかを選択できます

    夕食はメインのお料理である豚の角煮か赤魚の煮付けのどちらかを選択できます

  • 柔らかくて口の中でお肉がほろっと溶ける豚の角煮

    柔らかくて口の中でお肉がほろっと溶ける豚の角煮

  • 大きな赤魚にびっくり、身がしっかりしていて食べ応えがあります

    大きな赤魚にびっくり、身がしっかりしていて食べ応えがあります

  • 海の幸が詰まったお鍋

    海の幸が詰まったお鍋

  • 上品な味わいの葛豆腐

    上品な味わいの葛豆腐

  • お料理とともに地酒はいかがでしょうか。「太平櫻」はこのホテルのすぐそばにある太平桜酒造でつくられています

    お料理とともに地酒はいかがでしょうか。「太平櫻」はこのホテルのすぐそばにある太平桜酒造でつくられています

  • お食事はこちらの宴会場でいただきました

    お食事はこちらの宴会場でいただきました

  • 大きな部屋は中央で仕切られており、部屋ごとにお食事が用意されていました

    大きな部屋は中央で仕切られており、部屋ごとにお食事が用意されていました

宴会場にもなる広めの和室には部屋ごとに食事が用意されていました。
メインのお料理は豚の角煮か赤魚の煮付けを選ぶようになっています。その他にお刺身や目光の天ぷら、海鮮鍋などがありお腹いっぱいになりました。
  • ホテル内をぐるっと見て回りました

    ホテル内をぐるっと見て回りました

  • 階段は三か所あり、建物中央にある階段は昭和レトロな雰囲気でした

    階段は三か所あり、建物中央にある階段は昭和レトロな雰囲気でした

  • 有名人も利用されたんですね

    有名人も利用されたんですね

夕食をいただいてほっとひと息ついたところでホテル内を歩いてみました。それで分かったのですがこちらのホテルは新館と旧館があり、私たちが通されたお部屋は新館でした。
廊下にはお香の香りが漂っていました。
  • この廊下の奥がお風呂になっています

    この廊下の奥がお風呂になっています

  • お風呂に到着

    お風呂に到着

  • 男性用のお風呂

    男性用のお風呂

  • 温泉の効能はこちらをご覧ください

    温泉の効能はこちらをご覧ください

  • 温泉の試験成績書 古さが時代を感じさせます

    温泉の試験成績書 古さが時代を感じさせます

  • 男性用のお風呂はこんな感じです

    男性用のお風呂はこんな感じです

館内の案内図を見たところ、男性用のお風呂の方が広いようですね。
浴室の扉を開けたら温泉独特の硫黄のにおいがしました。24時間、好きな時間にお風呂に入れるのは嬉しいですね。
  • 今度は女性用のお風呂をレポート

    今度は女性用のお風呂をレポート

  • 明るくて木のぬくもりが感じられる脱衣場

    明るくて木のぬくもりが感じられる脱衣場

  • 熱めのお湯にゆっくり浸かって日ごろの疲れを癒しました

    熱めのお湯にゆっくり浸かって日ごろの疲れを癒しました

  • シャンプー類が複数の種類があったのは嬉しいサービスでした

    シャンプー類が複数の種類があったのは嬉しいサービスでした

  • 夜と朝と2回入浴しましたが、せっかくなので種類の違うシャンプーを使いました

    夜と朝と2回入浴しましたが、せっかくなので種類の違うシャンプーを使いました

  • このシャンプーは見たことないな。年代に合わせて数種類用意しているのかな?

    このシャンプーは見たことないな。年代に合わせて数種類用意しているのかな?

木のぬくもりにあふれた脱衣場は明るくてとても気持ちがいいです。洗面台にはドライヤーや化粧水、綿棒やブラシもセットされていました。 
女性用のお風呂にはシャンプー類が数種類用意されているのが嬉しいサービスだと思いました。熱めのお湯に浸かって手足をのびのびと伸ばして、日ごろの疲れが取れました。夕食後と翌朝と2回入浴しましたがお風呂では他のお客さんと一緒になることはなく、お風呂を独り占めできて贅沢気分を味わえました。
  • お料理は部屋ごとに用意されています

    お料理は部屋ごとに用意されています

  • 朝ごはん

    朝ごはん

  • お鍋の下に火がついているのでお味噌汁が温かい

    お鍋の下に火がついているのでお味噌汁が温かい

  • 朝日がさすお部屋でいただく朝食。ああ、一日が始まる~

    朝日がさすお部屋でいただく朝食。ああ、一日が始まる~

朝食は7時からいただくことができます。平日だったせいか、旅行客以外にビジネスマンの姿も。
バランスの取れた和食にご飯のおかわりは自由にできます。お味噌汁の下に火が入っていて、食事の最後までお味噌汁が温かいままでいただけるのがいいなと思いました。今日も仕事頑張るぞーという気持ちになりました。
東北の温泉に行きたいと考えている方や、家族旅行、温泉旅行を考えているカップルにおすすめのこじんまりしたホテルです。源泉100%掛け流しの硫黄泉には24時間好きなときに入浴できます。
私が利用したのは一泊二食付きで12,000円のプランです。旅行客のほかにビジネスマンも利用していました。
寒い冬にはいわきの冬の風物詩であるあんこう鍋のプランもありますので詳しくはウェブサイトをご覧ください。
湯長谷藩館跡 : 映画「超高速!参勤交代」の舞台となった湯長谷藩の館跡と外堀があります

競走馬リハビリテーションセンター(馬の温泉) : 競走馬が温泉に入る様子が見学できます。夏の期間はプールで泳ぐ馬の姿も見ることができますよ

スパリゾートハワイアンズ : 水着で入れるプールや世界最大級の露天風呂、フラダンスのショーなどが楽しめるリゾート施設
こちらもぜひご覧ください。
プロモーション隊のメンバー @iwaki*ohanaさんの投稿より

湯長谷藩跡 https://twitter.com/IwakiOhana/status/1333039916364701697?s=20

熊野神社 https://twitter.com/IwakiOhana/status/1333369310455054337?s=20

馬の温泉 https://twitter.com/IwakiOhana/status/1320381331839148034?s=20
この記事を書いた市民ライター
山田 亜希子

山田 亜希子

いわき芸術文化交流館アリオスが発行する「こどもをつなぐ、まちとつなぐコミュニケーションペーパー キッズ★アリペ」市民編集部員。
いわきでの子育て情報を発信している「いわきこどもプロジェクト」管理人。