いわき名物ガイド

美味しさにこだわる方にオススメ! 植田の隠れ家ビストロ アンティカ

プロモ隊おススメ! 隠れ家ビストロで褒美ごはん!

お店は植田駅のほど近く、ビルの2階にあります。駅からは徒歩2~3分。
店主自作という真っ白なドアを開けると右手に続く階段、木の温もりがあるお洒落なデザインが目を引きます。

階段を上がった先には、広いテーブル席、カウンター席、ショーケース、窓際に飾られたワイン瓶、温かみのある照明。
居心地のよい空間がそこに広がっています。まさにここは「隠れ家のようなお店」。

そこに置かれているひとつひとつのものから、お店の方の人柄や大切にしていることが伝わってきます。

シェフは以前仙台のフレンチで働いて、お料理とお菓子作りを学んだのだそう。
店主の方に伺ったお店のこだわりは、
「お野菜で季節を感じてほしい」
「お肉はリーズナブルなものを仕入れているけれど、仕入れたその日のうちに提供する」
「食べたり飲んだりがストレスなく、次の日が辛くならないお酒やお料理を提供したい」
などなど、仕入れからお料理・飲み物の提供、お客様への配慮にいたるまでがデザインされています。
お料理は「カジュアルフレンチ」
おつまみなどの軽く楽しめるものからメインディッシュまで、メニューが充実しています。
結論「何を食べても美味しい!」
気になるメニューが沢山ある中、どうしても一度に注文できない分、次回はこれを頼んでみよう、○○さんにも教えてあげよう。
リピート率100%、知り合いに紹介したいお店No1です。
お一人でも、女子会でも、デートでも、家族でも。どんなシチュエーションにもおすすめです。

地元の有機野菜だけを使用して、お野菜で季節を感じていただくのがお店の方のこだわりだそう。
最近のオーガニックブームで生産者の顔が見える食材を使ったお料理を提供するお店は増えたように思いますが、アンティカでは、それぞれのお野菜に合わせたソースが絶妙に素材のおいしさを引き立てており、シェフの野菜に対する愛情を感じます。

写真は、“最初の一品”感覚で注文したのに予想以上においしくて、「サラダってこんなに美味しいんだっけ?」と感動してしまった「焼き野菜のサラダ」です。

お店の売りのひとつである自然派ワインは、お客様一人ひとりに合わせた一杯を提案していただけます。
生産者たちの物語が詰まった自然派ワインだからこそ、お店の方から丁寧に説明していただけることで、ワインの味が、物語も含めた、より味わい深いものになります。
個人的にはハンバーグ弁当(チーズ、デミグラス)が大好きで、テイクアウトでは大分お世話になりました。
最近テイクアウトが普及してきているものの、「やっぱりお店で食べたほうがいいよね」と思うことが多い中、アンティカのテイクアウトはその固定概念を覆してくるおいしさ。

時間がたっても失われないお肉のジューシーさ、絶妙なデミグラスソースはついついご飯につけて1滴も余すことなく食べてしまうほど。

定番の「ハンバーグ弁当」も付け合わせが毎回違うことや、食べたことのない野菜が入っていることも面白くて、同じメニューなのに家に帰って蓋を開ける瞬間はいつだってわくわくします。
お店のSNSアカウントでは、ワインの紹介や新しいメニューへの挑戦、市内の美味しいモノを扱っているお店の紹介、イベントへの参加などの情報が投稿されています。

単調なお店の宣伝だけではなく、お店の方が新メニューの開発に試行錯誤している様子が伝わってきたり、よりおいしいものを追及している様子がうかがえるので目が離せません。

ハンバーガーや丼もの、スイーツなど、その時にしか出ないメニューも多いため、これだけマメにチェックしてしまうアカウントも珍しいと思っています。
店内の窓際にひときわ目立って掲示されている「満月ワインバー」の文字。
「満月ワインバー」とは、函館から長崎まで、自然派ワインを扱う仲間のお店で満月の日に定期的に開催されるイベントなのだそう。

なんでも、自然なワインの多くは、“月齢カレンダー”を参考に栽培することが多く、満月の夜にワインは美味しくなる・・・と言われているのだとか。

アンティカでも実施されるそうですが、そのときに出てくるメニューはいつもとは違う特別メニューとのこと。
お話を聞いているだけで、またアンティカに通う理由ができました。
季節の移ろいを感じさせてくれる、頑張っている自分へのご褒美ごはん。
大切な人との素敵な時間を過ごす場所として選びたいお店です。

営業時間や、電話番号などは、公式ウェブサイトからご確認ください!
この記事を書いた市民ライター
栗林 美沙

栗林 美沙

1987年いわき市生まれ。
一度都会で暮らして戻ってきたからこそ分かる、
いわきの魅力をお伝えしたい。
犬、美容、インテリア、美味しいものが好きな自由人。