いわき名物ガイド

神事と民俗芸能が一つとなり、現代まで守り続けられている祭礼「稚児田楽・風流」
平安時代末期に立荘されたいわき市錦町の御宝殿熊野神社にて、毎年7月の海の日に「稚児田楽・風流」が奉納されます。
祭礼では、5メートルほどの孟宗竹2本を競って立てることで、豊作を占う「鉾立の神事」。
短いほこ竹をもつ2人の「露払い」とささらを鳴らす「ざらっこ」6人、計8人の子どもたちが浴衣に白い上衣姿で、お囃子に合わせ舞を踊る「稚児田楽」。
鷺・鹿・龍・獅子の頭を被り、豊年を感謝しやぐらの上で舞う「風流の舞」などが執り行われ、昭和51年に「御宝殿の稚児田楽・風流」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。
また、「御宝殿の稚児田楽・風流」の保存や継承に長年尽力し、地域文化の振興に貢献している「御宝殿熊野神社稚児田楽・風流保存会」は2023年度に文部科学大臣地域文化功労者表彰を受けました。

古式にのっとり、厳かに行われている例祭をこの機会に是非ご覧ください。

日時
▷宵祭 2025年7月20日(日)
 16:00~17:40 勅使童児の潔斎(ちょくしどうじのけっさい)※錦町須賀海岸
 21:00~21:40 稚児田楽

▷本祭 2025年7月21日(月・祝)
 11:00~11:30 役馬(やくうま)の参拝
 12:00~鉾立の神事
 14:10~14:30 田楽演奏
 15:30~ 風流
 16:30~17:40 神輿渡御
 17:40~18:00 早馬疾走、勅使童児の饗応、東御霊神社参拝、役馬の見送り



【イチオシ】
・いわきの歴史・文化についてはこちら→<時を紡ぐ歴史と文化

基本情報

イベント開催期間 2025年7月20日(日)・21日(月・祝)
イベント開催場所 御宝殿熊野神社
住所 〒974-8232 福島県いわき市錦町御宝殿31
電話番号 0246-62-2207
アクセス<車> いわき勿来ICから約10分
アクセス<公共機関> JR植田駅から車約10分