<市指定無形民俗文化財>いわきの獅子舞(三匹獅子舞)

いわきの獅子舞は、市内約40地区で行われている、いわきを代表する伝統芸能の一つである。
この獅子舞は一人立ちの獅子で、風流に分類される。一人ずつ鹿の獅子頭を被り、腰に羯鼓という小太鼓をつけ打ちながら、三頭が一組になって舞う。そのうちの一等は雌獅子である。

いわきの獅子舞がいつごろから行われるようになったかははっきりしないが、高野の鹿島神社の獅子頭には寛永8年(1631)、高坂の住吉神社の頭には正保3年(1646)の墨書銘がある。また、上片寄の寛永11年(1634)の免許皆伝に関する文章などから、17世紀初頭にはすでに伝承されていたことが分かる。
獅子舞の演目は「花吸い」「弓くぐり」「雌獅取り」が一般的で笛の曲によって演じられる。振り付けや基本的な所作には共通するところが多いが、地区によって荒々しいとか、おとなしい踊りに特徴が見られる。
衣装は、じゅばん、袴、白足袋、手甲をつけるが、田人地区では腰太鼓が無いところもある。
獅子舞の演目の合間には棒術が行われ、「棒ささら」「棒使い」ともいわれる。「棒術」は、棒と棒・棒と刀・棒と鎖鎌などが対決し、突く・打ち合う・振り回すなどの所作をする。地固めと鎮魂を意味するという。獅子舞を演ずる笛は多彩な音色を奏で、太鼓のリズムが三頭の獅子を躍動させ、観衆にも郷愁を感じさせる響きである。
※いわき市教育委員会発行 「いわき市の文化財」より転載

よみがな
いわきのししまい(さんびきししまい)
名称
いわきの獅子舞(三匹獅子舞)
時期
各神社例大祭等
開催場所
市内
備考

市指定無形民俗文化財(平成4年3月27日)

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