<市指定無形民俗文化財>じゃんがら念仏踊

市内一円に分布し、いわきの人々にとって最も親しみのある芸能で、いわき市の夏の風物詩。一般的には「じゃんがら」や「じゃんがら念仏」と呼ばれるが、民俗芸能の分類では「風流」の中の「念仏踊」の系統に入る。

今日では「じゃんがら」というと、お盆の時期に新盆の家を供養して回るものとされているが、本来は、それぞれの地域の祭りなどにも奉納されるものであった。田畑の作物の成長を脅かすさまざまな霊を鎮送しようとして、災害や病虫の発生しやすい夏からお盆にかけて行われていたと考えられる。
踊りはひと流れ20分位で、三人の太鼓を中心に、10人前後の鉦を打つ者がまわりを囲み、後ずさりに回りながらダイナミックに合わせて踊る。衣装は浴衣、帯、襷、鉢巻、手甲、白足袋をつけ、ぞうりを履く。古くは一般の老若男女が自由自在に踊りに参加していた。
現在、市内には約90の伝承団体があり、それぞれの地域に根ざして活動している。基本的所作は各地域共通であるが、細部については若干の差異がある。その由来については、江戸時代初期に江戸で大流行した泡斎念仏を17世紀の中頃に、沢村勘兵衛の霊を慰めるため墓前で行ったと云われている。この泡斎念仏に磐城の民謡を取り入れ、荒々しいと評判の強かったものを独自に念仏踊に再編して行ったのが、現在の念仏踊である。
※いわき市教育委員会発行 「いわき市の文化財」より転載

よみがな
じゃんがらねんぶつおどり
名称
じゃんがら念仏踊
時期
8月の盆
備考

市指定無形民俗文化財(平成4年3月27日)

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