やっぺおどり

「やっぺ」という言葉は、いわき地方の方言で「やろう!」「やりましょう」という意味を表わし、行動のスタートを意味している。

「やっぺ踊り」には以下のような言い伝えが残されている。

その昔、徳川時代の文政のころ、江戸は木場の材木問屋 豊川屋弥平という男がおり、みちのく(現在の東北)にたびたび商いに来ていた。
しかし弥平はふとした商売のつまづきから不況に不況が重なり、ついに倒産の憂き目にあってしまった。困り果てた弥平は、何とかして元の店に返り咲かせようと苦慮する中、商用でたびたび下ったみちのくは湯本の里、佐波古神社を思い起こした。
初夏もさつきのい頃、この社に参り、七日七夜のおこもりをして神の恵みにあづかろうと祈願したところ、霊験もあらたかに「店を再興させるのは弥平、汝自らのたゆまぬ努力と不屈の精神である。また、利のみを追わず、商いを通して世に尽くすことを忘れてはならぬ。かくて永久に商売繁盛すること疑いなし。」という御神宣があった。
まことに当たり前のことではありましたけれど、神様の恩恵にすがろうとしていた弥平にとっては、このお告げがよくよく心を打ったものだったに違いない。悟りを開いた人のように弥平の心はすがすがしく、次の瞬間には体いっぱいに喜びが広がった。
『わしはやるぞ!』
再起への道は一筋、明るく夜はほのぼのと白んできていた。神前にひとり狂喜乱舞する弥平の姿がいつまでも続いていたということだ。
&nbsp,その後弥平は見事立ち直って以前にも増して大きな問屋を再興したそうだ。私たちも弥平のように、苦境にあっても見事にそれを克服した不屈の根性にあやかりたい。

その時の「弥平の踊り」から「やっぺ踊り」だとも、「やるぞ!やろう!」という意欲的な踊りだから「やっぺ踊り」だとも言われている。
いづれにしても喜びの余り踊ったものだけに、躍動的でテンポの速い踊りとなっている。

問合せ いわき湯本温泉観光協会 TEL 0246-43-3017

開催時期
7月下旬〜8月上旬頃
開催場所
湯本駅前周辺
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